心中も考えた…元局アナが「我が子のダウン症を隠した自分」と向き合い気づいたこと（長谷部 真奈見）

慶應義塾大学法学部を卒業後、外資金融に就職。その後、テレビ局の報道番組の記者兼キャスターを努め、現在はフリーアナウンサーとして活動している長谷部真奈見さん。順風満帆な人生を歩んでいるかに見える長谷部さんだが、一時は自殺を考えるほど思いつめた時期があった。 それは15年ほど前、待望の第一子である娘がダウン症候群であることを知ったとき。いまは娘さんとの楽しい日々をブログで積極的に発信している長谷部さんだが、当時は我が子がダウン症である事実をなかなか受け入れることができなかったという。 「大好きで大事で大切な娘のことを、出産当時なかなか受け入れられなかった自分を、娘に許してもらいたい」――そんな思いから、長谷部さんが覚悟をもって当時の自らの思いと向き合う短期連載の第1回。後編となる本記事では、出産後に「ダウン症候群の疑いがある」と医師から告げられたあとの思いについて、率直な言葉で綴ってくれた。