「インフレで賃金が上がらない理由」はこれだ…！「永田町の政治家たち」に告ぐ、日本を没落させた「政治の不作為の真実」（中原 圭介） @moneygendai

中小企業の賃金は、上がりません… インフレに苦しむ国民が増える中、賃金はなかなか上がりません。特に中小企業で働く大多数の国民は、大企業の賃上げの恩恵を受けられないまま。その要因は、なんでしょうか。 私は、政治的な不作為にあると考えています。 日本経済が長期低迷から抜け出せないのは、潜在成長率が過去30年以上にわたって低下し続けているからです。潜在成長率というのは、経済的に持続可能な成長率のことを指しており、その国の長期的な経済の実力と言い換えることができます。 日本の潜在成長率はバブル末期の1989年まで4％台で推移していましたが、1992年に3％、1994年に2％、1999年には1％を割り込み、2008～2009年には0.1％まで低下しました。最新の2022年のデータでは0.5％まで盛り返したものの、アメリカの1.8％、カナダの1.5％、ドイツの0.9％と比べると大きな開きがあります。