40歳課長が切羽詰まって受講を決めた「スキルアップ研修」は労働時間にあたるのか？その「意外な答え」（木村 政美） @moneygendai

業務に必要な資格・スキルの取得のために研修やセミナーを受けた場合、費用は会社負担になると考える人が多いだろう。しかし、それらが業務に必要か否かの判断は、意外と難しい部分がある。 〈40歳課長が絶句…ワラにもすがる思いで「スキルアップ研修」を受けようとしたら「予想外の上司の反応」〉では、管理課長から人事課長になったばかりのA山さん（40歳、仮名＝以下同）が、新入社員研修で講師を務めることに苦手意識を感じ、外部の「講師・進行役養成セミナー」の受講を決意。しかしながら、上長のB森部長からは「会社命令ではないから」と自己負担で受けることを促された一部始終をお伝えした。 自身は必要性を感じて受講を決めた研修を、会社からは「業務とは関係ないため自己負担で」と言われたら、その通りにするしかないのだろうか。労働時間の定義や、研修が労働時間に該当するかの基準などを、社会保険労務士の木村政美氏が、事例も交えて