スピッツはなぜ「誰からも愛される」のか〜「分裂と絶望」の表現者（伏見 瞬） @gendai_biz

11月14日、NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。事前にスピッツの初出場が取り沙汰されていたものの、発表リストにその名前はなかった。しかしネット上には落胆の声は少なく、むしろどこか安堵したような書き込みが目立つ。この独特の存在感は何なのだろう。批評家の伏見瞬氏がその独特の魅力を語る。 誰からも嫌われないスピッツ スピッツが20年以上にわたり、日本のポップミュージック界でトップランクの人気を保ち続けてきたバンドであることは誰も否定できないだろう。浮き沈みの激しい世界で生き残り続けてきたこと自体驚嘆に値するけれども、それ以上に驚くべきなのは、彼らが誰からも嫌悪されないバンドになったことではないだろうか。 商業的に成功したミュージシャンの多くは、どうしても一部の音楽好きから軽蔑の念を抱かれがちだ。ブレイクした歌手やバンドが、大衆迎合の低俗な音楽家だと見なされたり、作品自体の質に目を向けない商

[tastasto]

タンポポ出してくるとは「このライター只者ではない…」感凄い。この曲は目眩にも似たぽっかり落ちる孤独感と絶望が一番克明に表された曲だと思ってたので嬉しい。俯かないとタンポポって視界に入らないんだよな…

[Imamu]

「どこかの街でだれかの耳を気軽に楽しませ、別の街ではだれかの絶望に、深く、深く、寄り添っている」

[kiyotaka_since1974]

これ、冒頭から読ませる。90年代にブレイクしても全く紅白に出なかったスピッツさんですからねぇ。サプライズで出たらそれで喜ぶ人が多そう。

[tsubasanano]

“スピッツの楽曲が、20世紀に誕生した「ポップミュージック」の伝統を受け継いでいることは証明できる。その伝統を大げさにいうのならば、きっと「分裂」ということになるだろう。”