よく生きるために学べ『フィンランド理科教科書 生物編』 - HONZ

インフォームドコンセントの世の中になって、お医者さんはたいへんだ。相当時間をかけて説明しても、頭のなかに『？』しか残らない患者さんや患者さんの家族がかなりの割合でおられるにちがいない。 医業を営んでいないといっても、医学部を出ているので、近所のおばばとかに病気の相談をされることがある。どのあたりの基本的なことから、どの程度の詳しさで話をしたらいいかが難しい。もちろん最初からきちんとすべてのことがわかるように説明するのがあらまほしけれど、それでは時間がかかりすぎる。 いまはまだいい。千ドルゲノムの時代がやってくると、USBメモリーをもってきて『せんせ、わたしのゲノムこれですねん、いちばんええ治療を見繕うてくんなはれ』とかいう患者さんが出てくるはずだ。いよいよ、どこからどういうように説明すればいいかわからないだろう。 そこまではいってないけど、アンジェリーナ・ジョリーのおっぱいからもわかるよう

[azucho]

『教育というのは、生きるため、そして幸福になるためにこそ存在するのだ』…ほんとそうだよなぁ…！中学生のみならず、学びたくなる教科書。読みたい。

[asanomi7]

「試験や受験のためでなく、『生きる』ために必要な知識をつけるという姿勢に満ちている」

[takahiro_kihara]

とりあえず、化学編は図書館にあった。ということは、生物編もそのうち入るでしょう。

[karino-tohko]

「知識を植え付ける、という発想ではなく、生きていくために必要な化学を身につけましょう、という姿勢」