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ジェンダーが無くなればトランスジェンダーも無くなるのか - 包帯のような嘘
前回に引き続き、トランスジェンダーの話題に触れたい。 ツイッターを芋づる式にいろいろ見ていたら、「... 前回に引き続き、トランスジェンダーの話題に触れたい。 ツイッターを芋づる式にいろいろ見ていたら、「ジェンダーが無くなれば、トランスジェンダーというあり方も無くなる」という意見が目に入ってきたからだ。いわく、ジェンダーの解体こそが目指されるべきなのだから、トランス女性やトランス男性のようにジェンダーというシステムに裏付けされた女性性や男性性という概念を前提とする存在はジェンダーの解体に逆行していて問題だ、という主張だ。 これに同調する別の人のツイートには「性別による差別があり、それをジェンダーと呼んでいるのだ」とあった。 まず「ジェンダー」が何を意味しているのか、私の解釈——社会学やカルチュラル・スタディーズ、女性学、哲学などの分野ではある程度支持されている解釈だと私が思うもの(※)——を手短に説明したい。 ※ここで学問を持ち出すのは、学術的な権威によって正しさが保証されると思っているからで
2020/11/23 リンク