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稲城砂 - Wikipedia
稲城砂(いなぎすな)とは、三浦層群に属する細砂層で、多摩丘陵北部地域一帯に分布する火山成砂質土。... 稲城砂(いなぎすな)とは、三浦層群に属する細砂層で、多摩丘陵北部地域一帯に分布する火山成砂質土。多摩ニュータウン開発において、その土質工学的な性質が研究、注目されるようになった。その名称は多摩ニュータウン区域の最東部に位置する稲城市に由来する。 分布[編集] 稲城砂層は洪積層の関東ローム層と御殿峠レキ層の下位に分布し、連光寺互層、平山砂層、および大矢部泥岩層とともに、三浦層群に属する。 特徴と利用[編集] 土質性状としては、粒径がそろっており、「均等係数の小さい細砂」として特徴づけられ、粒度分布の良好な砂に比べると、絞め固めの施工性は劣る。しかし、支持力、地耐力は非常に高く、埋設管防護の埋め戻し材や様々な基礎材などの土木資材として用いられ、高度経済成長期には地下鉄建設などの利用に大量の土砂採取が行われた。 石英と長石を造岩鉱物とし、粒子形状は比較的丸みをおび、細長度0.75、修正円磨度0.