豪経済は成長続く、温室効果ガス削減計画は予定通り実施＝首相

［キャンベラ ３０日 ロイター］ オーストラリアのラッド首相は３０日、金融市場の混乱にもかからわず、豪経済は成長が続く、との認識を示し、温室効果ガス削減に向けたスキームを進める、と表明した。 地元ラジオで述べた。首相は「われわれの成長率予想は引き続き２％超だ」と述べた。政府は５月の予算では成長率を２．７５％とし、その後は３．０％としている。ただ来月発表される中期の経済予想では、政府は先行き見通しの悪化を考慮し、予想を引き下げるとみられている。 首相は、温室効果ガス削減計画は進めるとし「行動を起こさないことによる経済上のコストは、行動することのコストを上回る」と述べた。 一方、スワン財務相は、ブリスベーンの会合で、きょう発表される財務省の試算によると、２０１０年導入予定の温暖化ガスの排出権取引制度が経済に大きな悪影響を及ぼさないことが示された、としている。

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『首相は、温室効果ガス削減計画は進めるとし「行動を起こさないことによる経済上のコストは、行動することのコストを上回る」と述べた』