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わがこと 防災・減災/第1部・あの日何が…(1)石巻市雄勝病院/迫る海、まさか屋上まで(1/3) | 河北新報オンライン
津波に襲われた石巻市雄勝病院(イラスト・栗城みちの) 病院は雄勝湾のほとりにあり、2、3階からは、... 津波に襲われた石巻市雄勝病院(イラスト・栗城みちの) 病院は雄勝湾のほとりにあり、2、3階からは、海が一望できた=宮城県石巻市雄勝町雄勝伊勢畑 東北大災害科学国際研究所副所長(津波工学)今村文彦さん 東日本大震災の津波被害を受けた東北の海岸線は400キロに及ぶ。そこで起こったことが詳しく報じられていない被災現場もまだある。なぜ犠牲者が出たのか。どうすれば助かったのか。「わがこと」として自分や家族に重ね、身を守るすべを意識するところから、備えは始まる。証言を集め、教訓を探るため、岩手、宮城、福島の4カ所の被災現場に入った。 (「いのちと地域を守る」取材班)=第1部は4回続き ◎職員ら、なすすべなし 「津波はここまでは来ない」。震災ではそんな想定が足かせとなり、各地で多くの命が失われた。海を臨む宮城県の石巻市雄勝病院もその一つだった。 堤防をのっそり乗り越え、津波は来た。 事務職員の遠藤祥克さ
2023/03/11 リンク