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第5話 ステファノの真価。 - 飯屋のせがれ、魔術師になる。(藍染 迅) - カクヨム
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第5話 ステファノの真価。 - 飯屋のせがれ、魔術師になる。(藍染 迅) - カクヨム
「こいつぁー……」 唸り込むとダールは、御者台の下の道具箱を開けに戻ってきた。 「どうして気付いた?... 「こいつぁー……」 唸り込むとダールは、御者台の下の道具箱を開けに戻ってきた。 「どうして気付いた?」 ステファノに尋ねる勢いはむしろ鋭い。 「馬の足音が変わったと思って――」 「おめえ、そりゃあ……」 一瞬目を丸くしたダールであったが、金槌を手に急いで馬の許へ向かった。 足元から槌の音が響く。 「ほんの気持ち、蹄鉄が緩んでやがる」 悔しそうにも聞こえる声で、ダールが溢した。 「出発前に俺が見つけられなかったものを、素人のあんちゃんに言われるとはな」 御者台に戻ると、ダールは溜息をついた。 「たった今緩んだんでしょうから、出発前に見つけるのは難しいでしょう」 何でもないようにステファノは言った。 「今緩んだって……。どんだけ耳が良いんだ、おめえ」 呆れたように首を振る。 「まあ良くやった。放っといたら馬が脚を傷めちまう所だった。助かったぜ。晩飯を楽しみにして置きな。肉でも食わせてやるぜ」