日本軍の失敗から学ぶ、失敗する日本企業の特徴とは？ - のほほん感想録

『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』を読んだ。本書は日本軍の失敗をもとに、日本の組織分析がされており、経営者が読めば会社経営に参考になる点も多いだろう。日本軍という組織が存在していたのは70年前のことだが、今の日本組織と変わらないところが多いと思ったのが読後の一番の感想だった。 そこで、今回は日本軍の失敗から、失敗する可能性のある企業の特徴を考えていきたいと思う。 目的が曖昧 目的が曖昧だと、組織を正しい方向に向けるのは難しい。日本軍も目的が曖昧になってしまったために、失敗した作戦は多くある。 例の一つがミッドウェー海戦だ。その作戦目的は次のようになっている。 ミッドウェー島を攻略し、ハワイ方面よりする我が本土に対する敵の機動作戦を封止するとともに、攻略時出現することあるべき敵艦隊を撃滅するにあり。 前者はミッドウェー島攻略、後者は米艦隊撃滅を目的としている。一つの作戦で二つの大きな目的を

[nakakzs]

「自己保身、責任転嫁に走ったものが結果として得する(内部の責任処断機能が不全でその方が責任から逃れやすい)」を追加で。

[watto]

名著だと言われているので私も購入したけど積ん読状態。

[kobabiz]

たしかに、今の日本の組織とかぶりますよね。

[thesecret3]

目的が明確なのに一致団結せず一貫した行動でなく朝令暮改な組織にすればいいのですね。例えば目的だけど、大企業で人事の評価項目に目的に合致しない項目を入れずバランスを取らないことは難しいだろうね。

[myogab]

対応のさせ方が少し時代遅れなステレオタイプかなあ…。それ曖昧ってより想定過多で、抗えないのは空気と言うより強行論。一貫性って昨今の慰安婦否定みたいなのとかの方が…だし。不均衡って異次元緩和で当時の…

[marr]

野中センセの本だが，これ読んでないなー

[y-wood]

単純に「優先度の共有」で終わる案件、まぁ難しいけど。

[kenzy_n]

似たタイトルで日本軍の失敗について取り上げた本が多い

[waiwaicpi]

歴史は繰り返す・・