死刑と終身刑 - 黒く濁った泥水を啜る蜥蜴

死刑反対の私が書くべきではないことかもしれませんが…。 「死刑廃止には賛成だが、変わりに終身刑を求める」という意見をよく目にします。しかし、これにはどうしても疑問を感じます。 死刑を廃止し終身刑を置くという選択は、“ある視点”から見れば大きな変化と言えますが、“別の視点”から見ればほとんど変化のないものです。 “ある視点”とは、受刑者の視点。受刑者にとっては、早期の死と死ぬまでの懲役とでは天と地の差があると思います（といっても人によっては（というか私は）終身刑よりも死刑を望むでしょうが）。 “別の視点”とは、受刑者以外の、この日本の社会に生きる私達の視点。死刑も終身刑も凶悪犯罪者を永遠に社会から抹殺するという点ではほとんど同じです。 つまり、「死刑の変わりに終身刑を求める」という意見は、旧来と変わらず犯罪者を社会から排除することによって（元犯罪者を受け入れるという）リスクをほとんど背負わず

[kurotokage]

↓「年1000件の死刑の求刑」とかどこに書いてあるのかな？脳内？次逢うときはもう少し日本語が読めるようになってると良いですね。さよなら！＞condorpasapasaさん　/　コメント欄で少し補足

[condorpasapasa]

「毎年約1000件の殺人事件がおきている」が、別に年1000件死刑が求刑されてもいなければ、1000件死刑判決が降りる世の中でもない。まったく無意味でセンチなたわごと。一部だけ量刑論をしても無意味。さよなら。

[z0rac]

快楽殺人犯の更正は果たして可能か？可能だとしてその「更正」は「許される」ことなのか？

[mind]

――死刑を「執行」してしまったら、終身刑etcより完璧に社会復帰を阻止してしまうけども…? まあ、絶対的終身刑への賛成は妥協的意見だろうからなぁ。 >社会復帰政策 //私達は誰もが“犯罪者予備軍” ――そうそう。

[nowheremann]

本質的な問題はここで提起される通りなのだろうけど、社会論は遠くを見すぎという感がある。反対なら、公的な暴力認容の是非を問い、それが現在是とされていることの意味を国民に訴えることがやはり先決なのではと。

[good2nd]

「代わりに終身刑」では、犯罪との向き合い方は変わらない。更正というオプションが軽視されてるのは何故でしょうね

[rajendra]

死刑適用可能性のある凶悪犯罪者ですら更生して社会の中でやっていけると考えるのは、それはそれで理性を信頼しすぎているようにも。／犯罪者予備軍と殺人者予備軍とを一緒くたに議論するのは、ちょいと雑な印象。

[metamorph]

死刑と終身刑の社会的視点から見た共通点。死刑の代わりに終身刑を望むことに潜んでいるかもしれない欺瞞。/コメ欄について「倫理観の壊れた人間」という前提は相当に怪しい。どういう意味で使われているのか不明。