NetflixやGoogleが開発した「Spinnaker」の便利な使い方 メルペイのSREが教えるパイプラインのベストプラクティス

Cloud Operator Days Tokyo 2020は、「クラウド運用のリアルに迫る」イベントです。ここでメルペイの山下氏が、「Spinnakerで実践するマイクロサービスの安全なリリースフローとベストプラクティス」というテーマで登壇。後半はSpinnakerを活用したデプロイ手法と、パイプラインのベストプラクティスを紹介しました。前回の記事はこちら。 意図しないデプロイ 山下慶将氏（以下、山下）：デプロイの問題は、Spinnakerが多くのデプロイ手法をサポートすること、そしてそれらを適切に選ぶことによって、ある程度は改善できると思います。それによって、安全なリリースフローを設計できるようになるのではないかなと思います。安全なデプロイだと、カナリアデプロイなどの手法があることを紹介しました。 しかしこれらのシステムは完全に信頼はできなくて、意図しないデプロイが発生してしまうケース