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見たくないものを見るには
かつて、「ほしいものが、ほしいわ」というコピーがあった。バブル全盛期のころの西武百貨店の広告で、... かつて、「ほしいものが、ほしいわ」というコピーがあった。バブル全盛期のころの西武百貨店の広告で、糸井重里のコピーだ。商品も情報もお金もあふれかえって、ぶくぶくしていた時代の空気をあらわすコピーだったのだろう。しかし、その感覚は、いまにいたるまで続いているようにも思う。 少し前の朝日新聞で、社会学者の宮台真司が、「見たいものだけを見る」意識が、安倍政権を支えてきたと語っていた(「耕論」朝日新聞2020年9月15日)。一部の経済指標だけで成長を謳うアベノミクス、その一方で実質賃金は低下し、子どもの幸福度も低く、社会の劣化は進んでいる。一見、豊かに見える「疑似包摂社会」のなかで、格差や分断は確実に進んでいて、しかし、その痛みは自己責任になっていて、自意識の問題として回収されてしまっている。それを宮台は「自意識による粉飾」だと語っていた。見たいものだけを見て、痛みや苦しさは「自分のせい」として閉じ
2020/10/27 リンク