東日本大震災：虹の架け橋、この手で…３児失った木工作家 | 毎日新聞

「虹の架け橋」の前で、遠藤伸一さん（右）の作業を手伝うひろ君＝宮城県石巻市で２０１６年１月２０日、森田剛史撮影 東日本大震災の被災地で遊具型の木製オブジェ「虹の架け橋」を連作している宮城県石巻市の木工作家、遠藤伸一さん（４７）が、市内の高台に３基目を完成させた。子ども３人を津波に奪われ「生きていて地獄」だった遠藤さんは、周囲に支えられてこの５年間を乗り越えてきた。３基目の制作では、被災後に精神疾患を患って表情を失った１７歳の「ひろ君」に木工の仕事を教えた。オブジェを前に笑顔を見せたひろ君の姿に、遠藤さんは言う。「今度は自分が支える側になる」【森田剛史】

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東日本大震災の被災地で遊具型の木製オブジェ「虹の架け橋」を連作している宮城県石巻市の木工作家、遠藤伸一さんが、３基目を完成させました。今回は、被災後に精神疾患を患った17歳の「ひろ君」も制作に参加。オブ