特集ワイド：家康なぜ嫌われる？ 平和主義者、軍部の不評買い | 毎日新聞

ああ、憎らしい。ＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」で内野聖陽さん演じる徳川家康だ。天下分け目の関ケ原の戦い（１６００年）で敵側にまわった主人公、真田信繁（幸村）らを罵倒して高笑いする場面（９月１８日放送）では、悪役が実にハマっていた。そもそも家康公、戦乱を終わらせ、太平の江戸時代を開いた英雄なのに、なぜこんなに嫌われ役にされるのか？【吉井理記】 秋の臨時国会が始まった。戦国争乱にも例えられる永田町で、政界きっての家康好きとして知られる民進党代表代行、長妻昭衆院議員を議員会館に訪ねた。事務所の壁には「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず……」でおなじみ、「家康公遺訓」が恭しく額に掲げられていた。

[paravola]

家康は秀吉の対外膨張路線をやめ、朝鮮との国交を回復した／戦前の「修身」の国定教科書（０３〜４５年）に秀吉は１２回登場するが家康はたった１回。秀吉の家臣、加藤清正ですら１１回も登場するのに

[hobbling]

この世のほとんどの人は敗者なわけで、勝者より敗者に感情移入するもんだ。家康より秀吉、尊氏より正成、頼朝より義経だ。

[Cujo]

『徳川を倒し、明治政府の権力を握ったのは、『関ケ原の戦い』で家康に敗れた外様の薩摩、長州両藩の人たち（）家康や江戸幕府を悪者にすることが不可欠だった。その影響が今も大きい』やっぱこっちだよなぁ。。。。

[hhasegawa]

「秀吉は『朝鮮出兵』を引き起こしましたが、対外膨張を目指していた戦前の日本にとって、秀吉は『英雄』なのです」太閤の遺訓は寿司屋で、バスで、電車で、そして道頓堀の街頭で今日も生かされている、というオチ。