かんぽ生命：契約者軽視 不適切の恐れ２．４万件 背景に過剰ノルマ／「無保険」のケースも | 毎日新聞

かんぽ生命保険が勧誘した保険契約の乗り換えで顧客の不利益になった恐れが出ている問題が深刻化している。同社は不適切な対応をした可能性のある契約件数が約２万３９００件に上ると発表。新たな保険契約に移行できず、顧客が「無保険状態」になるケースもあったとみられる。金融庁は保険業法などに違反する対応がなかったかを調べている。【加藤明子】 同社は２４日、２０１８年１１月の契約分だけで「経済合理性に乏しい」契約が約５８００件あると発表。過去にさかのぼって調査したところ、２７日には１４年４月以降で、顧客の不利益になった可能性のある契約乗り換えが約２万３９００件に上ると発表し、問題が一気に拡大した。

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”新たな保険契約に移行できず、顧客が「無保険状態」になるケースもあったとみられる。金融庁は保険業法などに違反する対応がなかったかを調べている”