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社説:米軍岩国の違反飛行 重大な規律の乱れに驚く | 毎日新聞
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社説:米軍岩国の違反飛行 重大な規律の乱れに驚く | 毎日新聞
山口県にある米海兵隊岩国基地の戦闘機部隊で規則違反が横行している実態が明らかになった。上部組織の... 山口県にある米海兵隊岩国基地の戦闘機部隊で規則違反が横行している実態が明らかになった。上部組織の在沖縄海兵隊が調査した。 飛行中に酸素マスクを外して手放しで操縦したり、読書したりしている様子を自撮りしたほか、眠気を誘う医薬品を訓練時に服用していた。 手放し操縦は緊急時に対応が遅れ、酸素マスクを装着しないまま緊急脱出すれば命に関わる。眠気から瞬時の判断がにぶるおそれもある。 いずれも重大事故につながりかねない危険な行為だ。驚くのは、統率すべき隊長が率先して画像を撮影し通信アプリで共有していたことだ。プロ意識の希薄さにあぜんとする。 この不祥事は、昨年12月に高知県沖でこの部隊の戦闘攻撃機と別の部隊の空中給油機が夜間訓練中に接触して墜落し6人が死亡・行方不明になった事故の調査過程でわかった。 原因は戦闘機の操縦士の操縦ミスとみられるが、乗員2人から睡眠導入剤の成分が検出された。ともに服薬の許可