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COP25・脱炭素社会へ:環境相、官邸説得できず 演説で「脱石炭」見送り | 毎日新聞
スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)で11日、国... スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)で11日、国際交渉の場で初めて公式の演説に臨んだ小泉進次郎環境相。地球温暖化対策に対する日本の積極姿勢を打ち出すため、石炭火力発電の海外輸出制限を表明することを直前まで模索したが、官邸側との調整が難航、見送りを余儀なくされた。環境相就任から約3カ月。「将来の首相候補」とも目される小泉氏の真価が、改めて問われている。【マドリード鈴木理之】 「世界的な批判は承知しているが、COP25までに石炭政策については新たな展開を生むには至らなかった」。小泉氏は演説で政府の石炭利用の推進方針にあえて触れた。ある環境省幹部は「官邸の壁は高かった」とおもんぱかる。「国内では石炭への批判が十分に理解されていない」。演説後の記者会見で小泉氏は、脱石炭に理解を示さない官邸への恨み節とも取れる言葉も漏らした。
2019/12/13 リンク