「麻生発言」で考えた…なぜ「日本は単一民族の国」と思いたがるのか？ | 毎日新聞

考えている。麻生太郎財務相の「2000年にわたり、一つの国で、一つの民族、一つの王朝が続く国は日本だけ」というあの発言である。語られざる論点が気になっていた。なぜ、彼らは「日本は単一民族の国」と考えたがるのか？ 「麻生発言」の周囲を思索した。【吉井理記/統合デジタル取材センター】 「一つの言葉で一つの民族、いい国なんだなと」 その発言が飛び出したのは、1月13日、麻生氏の選挙区・福岡県直方市でのことである。2019年のラグビー・ワールドカップでの日本の活躍に触れ、「インターナショナルな中、日本は堂々と存在感を発揮した」としたうえで、こう続けた。 「だから2000年の長きにわたって、一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いているのはここしかない。いい国なんだなと。これに勝る証明があったら教えてほしい」 「一つの……」という言葉や考えがお好きなのは伝わるが

[yas-mal]

そう言われれば！！＞「国内の民族統計を取っている国は多いですが、もちろん日本政府は取っていない。『単一民族』うんぬん以前に、日本はそんなことを考える習慣がないと形容したほうが適切でしょう」

[minemuracoffee]

“日本の『多数派』の民族の政府の公式名称、ご存じですか？ 実は存在しないんです。”おもしろい

[hi_kmd]

「ごく偏った自分の経験や主観、育った環境で過去を美化したがることがある」卑近な例で挙げると戦後の文化の「演歌」を、あたかも日本古来の文化であるかのように称揚したりするやつ。

[tsubasanano]

“「だから2000年の長きにわたって、一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いているのはここしかない。いい国なんだなと。これに勝る証明があったら教えてほしい」”←？？

[hagakuress]

妄想に合わせて事実評価するとこうなるよね。民族主義は歴史も事実も歪める。

[fukuroiri]

ネトウヨの価値観は本当に狭くて小さい。その狭くて小さい偏見的思い込みからすると、「ひとつ」であることに価値があるらしい。もちろん、まともな知性のある人間なら、多様なことこそ価値が高いのだと理解している

[budgerigars_budgies]

秀逸な記事。民族の定義、本邦での民族に対する認識の歴史的経緯、倫理、全て触れられている。一方で、この記事内容が伝わらない(or受けつけない)層が増えているようにも感じる。

[toraba]

所謂『日本人』はアイヌのような先住民族の集合体であると

[khatsalano]

（麻生なんてどうでもよくて）だから，「民族派」の「老マルキシスト」を名乗る網野善彦との白熱の対談は必読（小熊『対話の回路』など）。ちょっと古いけど。

[el-condor]

これは必読/ユーゴ紛争をリアルタイム体験した世代には「民族」の定義が如何に難しいかを考える機会もあったんだけど、まあ考えない人は考えないわけで。

[eroyama]

国の中で不利な立場におかれている人の割合が少ないほどいいね。（地球の中で不利な立場におかれている人の割合を少なくできるほどには地球は生産設備が蓄積されてない ＝ 国・民族単位でしか現状無理）

[zyzy]

多数派に名前を付けるのを嫌がるの、マジョリティの無徴性扱い問題と同根だし、もっというと「レッテルガー」と言い出す人達の問題と同根でもある。

[nenesan0102]

これ、私が勝手に思うだけなんだけど、江戸期とかはエタヒニンはそもそも日本人にカウントしない人とかもいたんじゃないかな。結局下を見て安心したいみたいな心理

[quick_past]

おいらが子供のころ、テレビでもさんざ「日本は単一民族の国です」って聞かされてたような。昭和の昔からそんなだった

[usutaru]

元々、縄文弥生以前はみんなパンイチ民族だったし

[kuwa-naiki]

単一民族なんてそんなに良いものかね

[maturi]

WIKIPEDIA　”固有民族としての「フランス人」と、移民による少数民族を対立させるこのような定義は、フランス共和国の精神に反する。また、この定義は一方で、巧妙に多数派としての固有民族を「民族的フランス人

[forwhatitsworth]

自国の「優位性」という文脈　ナチスが1934年のニュルンベルク党大会で掲げたあの有名な標語「一つの民族、一人の総統、一つの帝国！」

[deep_one]

「一つの民族、一人の総統、一つの帝国！」

[ESTR]

戦前は「混合民族論」が他国併合や侵略の正当化として主張され、戦後は「単一民族論」が、他国よりも優位だ、特別なんだという文脈で主張