英連邦、進む「王室離れ」 君主制廃止模索「自国のトップ、自ら決める」 新国王、問われる求心力 | 毎日新聞

カリブ海の島国バルバドスの空港で身を乗り出して歓迎する少女に笑顔を向ける英国のエリザベス女王＝バルバドスで1989年3月、AP エリザベス女王の国葬を終え、英国は新国王チャールズ3世の時代が本格的に始まった。しかし、英連邦（コモンウェルス、旧植民地諸国などで構成）の中で英国王を国家元首とする国では、君主制廃止を模索する動きが近年表面化している。70年の長期にわたって在位した女王の死去を機に「共和制」を検討する声が強まる可能性もあり、新国王の求心力が問われそうだ。 英連邦のホームページなどによると、9月現在で加盟国は56カ国。このうち英国王が国家元首を務める「英連邦王国」は、英国以外ではカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど14カ国に上る。加盟国は行政や経済、保健医療など各分野で相互に協力でき、若者にとっては英国留学などの教育支援を受けられるメリットもある。いわば「英国ブランド」を活用

[taketake89]

“70年の長期にわたって在位した女王の死去を機に「共和制」を検討する声が強まる可能性もあり、新国王の求心力が問われそうだ”