６．２豪雨：愛知・三河の現場から 罹災証明「知人から聞いた」 河川氾濫の岡崎、支援情報伝達に課題も ／愛知 | 毎日新聞

愛知県三河地方を中心に大きな被害の爪痕を残した6月の記録的豪雨。三つの河川が氾濫し、多くの住宅が浸水した岡崎市のケースから支援策の現状と課題、今後の災害への備えについて考えた。【加藤沙波】 「災害弱者」把握し官民連携不可欠 6月2日の豪雨で、岡崎市内を流れる乙川、男川、鉢地川の3河川がそれぞれ氾濫。1カ月近く経過した6月下旬、被災地域を歩くと、床の張り替え工事をしていたり、窓を開けてサーキュレーターで室内を乾燥させたりしている光景があちこちで見られた。 1階のリフォームを進めていた60代男性は「生活を立て直すにはお金がかかる。水につかった給湯器をすぐに買いかえたが、40万円弱かかった」と話し、車2台が浸水したという70代男性は「年金暮らしでは大きな痛手。早く元の生活に戻したい」と不安を口にした。