福島第1原発のデブリ取り出し、3回目の延期 今年度開始を断念 | 毎日新聞

東京電力福島第1原発2号機の原子炉の下につながる貫通部。ケーブルなどが溶けたとみられる堆積（たいせき）物で埋まっている＝2023年10月16日（国際廃炉研究開発機構提供） 東京電力は25日、福島第1原発2号機で目指していた、溶け落ちた核燃料（燃料デブリ）の2023年度内の取り出し開始を断念し、今年10月までに延期した。延期は3回目。工法を見直すため、原子力規制委員会の審査を改めて受ける。 当初の計画では、原子炉格納容器にある貫通部から折りたたみ式のロボットアーム（全長22メートル）を差し込み、スプーン1杯ほどの燃料デブリを採取しようとしていた。 東電が昨年10月、貫通部のふたを開けたところ、事故時に流れ込んだ堆積（たいせき）物で塞がっていることが判明。堆積物を除かなければ、アームを挿入できないため、アームよりも細い伸縮式のパイプに変更する。

[mannin]

"完了時期を41～51年としている廃炉工程全体への影響はないという"

[deep_one]

「完了時期を41～51年としている廃炉工程全体への影響はないという」そんなわけあるか！と言いかけたが、「どんどん51年の方に近づいています」というレベルで収まっている可能性はまだあった。