ガザ市民の日記：再び家探し 大家は「戦争ビジネス」を展開 ガザ戦闘から300日超 | 毎日新聞

パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘が始まってから300日以上が経過した。5月に南部ラファから中部デルバラーに避難した高校教師、アシュラフ・ソラーニさん（48）一家は、大家の都合で再び家探しに追われることになった。想像を絶する家賃の高騰にうめき、継続される空爆におびえる。一家の苦しみは続く。【構成・エルサレム松岡大地】 アシュラフさんがガザでの経験や思いを日記形式でつづります。過去の記事はこちら 7月12日 それは突然の知らせだった。2日前、大家から「アパート全体をフランスの支援機関に貸し出すことになったので、退去してほしい」と告げられた。 「またか」。少しでも安全な場所を探し求め、戦争開始から既に10回以上引っ越しをしている私にとって、ショックは大きかった。与えられた猶予は5日間。テント暮らしが頭をよぎったが、幼い子どもを連れている私には厳しい。 8人家族が入居できるなら、1部屋の狭い物件でも

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「入居を申し込むと、大家は月2000ドル（約29万円）を提示してきた」