俺、オレオ フレンチブルドッグでも警察犬に 「定石」を覆した理由 | 毎日新聞

オレオのマズル。フレンチブルドッグは一般的に他犬種に比べると、嗅覚が劣るとされる＝岐阜市日野下石川原のリバーパークおぶさで2025年4月17日午後4時1分、梶原遊撮影 フレンチブルドッグのオレオ（オス、1歳）が岐阜県警の嘱託警察犬に任命された。他の犬種と比べて鼻が平たく嗅覚が劣るとされるフレンチブルドッグが警察犬となるのは珍しい。定石を覆したのは不利を補って余りある集中力だった。【梶原遊】 オレオは昨年9月、日本警察犬協会の訓練試験で最も難易度が高い「PSH3」の資格を取得。岐阜県警の嘱託警察犬審査会では、犯人や行方不明者のにおいをたどる「足跡追及」の部門で一発合格した。4月から1年間、行方不明者の捜索などに出動する。 飼い主の桜井明美さん（65）は「オレオを警察犬にするつもりはなかった」と振り返る。当初は警戒心が強く、身体能力が高いボクサーのメラニー（メス、7歳）を訓練していた。 服従訓