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直木賞「黒牢城」黒田官兵衛と荒木村重の“ナゾ解き” | ベストセラーを歩く | 重里徹也 | 毎日新聞「経済プレミア」
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直木賞「黒牢城」黒田官兵衛と荒木村重の“ナゾ解き” | ベストセラーを歩く | 重里徹也 | 毎日新聞「経済プレミア」
黒田官兵衛(後の黒田如水)といえば、豊臣秀吉の名軍師として知られる知将である。司馬遼太郎の愛読者... 黒田官兵衛(後の黒田如水)といえば、豊臣秀吉の名軍師として知られる知将である。司馬遼太郎の愛読者なら、「播磨灘物語」や「新史 太閤記」で鮮やかに描かれた官兵衛が忘れられないだろう。司馬は官兵衛を戦国時代に最も世の中が見えていた人物として描いている。愛着が深いのも行間から伝わってくる。 その黒田官兵衛が名探偵役として卓抜な推理を見せるのが、直木賞受賞の決まった米澤穂信(ほのぶ)「黒牢城(こくろうじょう)」(KADOKAWA)だ。深い面白さのある小説で、広く大人の読者に薦めたい逸品だ。 推理ファンにはおなじみの書き手 米澤については2016年にミステリー小説「王とサーカス」を取り上げたのだが、もう一度、復習しておこう。1978年、岐阜県生まれ。金沢大卒業後、書店で働きながら、小説執筆をしていた。 2001年に「氷菓」で角川学園小説大賞を受賞してデビュー。以後、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞を