なぜミクシィが「競輪」なのか？木村弘毅社長に聞く | 経済プレミアインタビュー | 山口敦雄 | 毎日新聞「経済プレミア」

ミクシィ・木村弘毅社長に聞く（下） IT企業の「ミクシィ」が次の事業の柱に育てているのがサッカー、バスケットボール、競輪などのスポーツ事業だ。競輪車券のインターネット投票サービスを手掛ける「チャリ・ロト」を2019年2月に買収するなど、特に競輪事業に力を入れている。なぜIT企業が「競輪」なのか。木村弘毅社長（46）にスポーツ事業の戦略を聞いた。 ――サッカーの「FC東京」やバスケットボールの「千葉ジェッツふなばし」を傘下に収めました。IT企業の多くがスポーツ事業を強化していますが、その理由を教えてください。 ◆たしかに野球やサッカーなどのスポーツビジネスはあまりもうからないので利潤を上げているIT企業でないと支えにくい部分もあるかもしれません。 また非常に無駄が多いので、IT企業がきちんとデジタルトランスフォーメーション（DX＝デジタル技術による変革）をすれば利潤を上げることができる可能性