パキスタン総選挙 野党系が優勢も与党も反論し混乱

パキスタンで8日に実施された総選挙の結果がおおむね出そろい、野党系の候補の優勢が伝えられる一方、与党側も勝利を宣言し、不透明な情勢となっています。 現地の選挙管理委員会によりますと、日本時間午前0時時点で、266議席のうち与党の73議席に対し、無所属が101議席を獲得しています。 無所属の候補の多くは汚職などの罪で収監中のカーン元首相率いる野党系の候補で、野党側は9日、人工知能（AI）で作成したとするカーン氏の「勝利宣言」動画をSNSに投稿しました。 一方、現地メディアによりますと、与党のシャリフ元首相も勝利を主張していて、新しい政権の発足を巡って混乱が続く恐れがあります。