14人死亡 地下鉄サリン事件29年 「事件を伝えるのは私たちの使命」

14人が死亡したオウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で29年です。駅員2人が犠牲となった東京メトロの霞ケ関駅で、遺族らが花を手向けました。 1995年3月20日、当時のオウム真理教の幹部らが地下鉄車内で猛毒のサリンをまき、14人が死亡、6000人以上が重軽傷を負いました。 霞ケ関駅では電車の床にまかれたサリンを処理した駅員2人が犠牲になりました。 夫を亡くした高橋シズヱさん 「（事件のことが）忘れられていくが、それを防ぐのは生き残った私たちだと思っています」 オウム真理教による一連の事件では、2018年7月に教団の元幹部ら13人の死刑が執行されました。 ▶地下鉄サリン事件で夫を娘を奪われ…遺族の27年 今語る悲しみの対面 ▶【特集】宗教勧誘の今とオウム ▶「無差別大量殺人行為に及ぶ危険」オウム真理教の後継団体に観察処分の更新決定