北欧系に多い“バイキング病“は実は”ネアンデルタール病“だった、リスク遺伝子を特定（ナショナル ジオグラフィック日本版） - Yahoo!ニュース

“バイキング病”は「デュピュイトラン拘縮」の俗称で、手のひらの組織が収縮し、写真のように指が曲がって伸びなくなってしまう病気だ。（PHOTOGRAPH BY MARK THIESSEN, NATIONAL GEOGRAPHIC） “バイキング病”とも呼ばれる「デュピュイトラン拘縮（こうしゅく）」は、手のひらにしこりやこぶのようなものができ、時間の経過とともに徐々に指が曲がって伸ばせなくなる病気だ。2023年6月14日付けで学術誌「Molecular Biology and Evolution」に掲載された論文で、ネアンデルタール人から受け継いだ2つの遺伝子が、この病気の重要な危険因子であることが判明した。 ギャラリー：ネアンデルタール人 その絶滅の謎 写真23点 バイキング病という呼び方は、外科医ジョン・ヒューストンが20世紀半ばに北欧系の人に患者が多いことを報告して以降、広がり始めた。正