往年の電鉄 写真で回想 新潟南区 故・捧さんパネル作品展 ｜ 新潟日報

新潟県内各地の最新ニュースの他、鉄道特集・イベント観光情報・釣り情報など、新潟の「旬」をあなたにお届けします。 新潟市と燕市を結んでいた新潟交通電車線（電鉄）の車両や沿線の人々を写したパネル写真展が、新潟市南区のしろね大凧と歴史の館で開かれている。アマチュア写真家の故・捧武さん＝燕市出身＝が撮影した懐かしい情景が並ぶ。 電鉄は昭和初期から1999年まで運行し、緑と黄色の車体で親しまれた。現在も南区の旧月潟駅で車両が保管されている。 展示しているのは、鉄道愛好家や地元住民でつくる「かぼちゃ電車保存会」に捧さんが寄贈したモノクロ写真32点。白根大凧合戦でにぎわう堤防脇を走る電車や、無人駅で遊ぶ子どもたち、廃線に伴い線路を切断する作業員などが写真に収まる。 保存会会長の平田翼さん（29）は「人の温かみを感じる作品が多い。電鉄を知らない若い世代にもぜひ見てほしい」と話している。 10月3日まで。無