「YOLO」ーー明日がないと思って生きる｜野本響子@文筆家＆編集者・在マレーシア

こんにちは。 マレーシアで、Grabに乗ったらそのドライバーにいきなり、こんなことを言われたんですね。彼は20代から30代くらいの中華系の男性でした。 「日本人か？ 日本人は働く時間を減らした方がいいと思うぞ」 面食らいました。なんでそんなことを突然いうのか？ と思いますよね。 一応、日本国内でも、「働き方改革」で働く時間は短くなってるみたいなんだけど、一度根付いたステレオタイプはなかなか取れないっぽいです。 聞けば、その方、以前は飛行機のスチュワードだったそうですが、パンデミックで職を失って、その後レストランで働いていたそうです。そこでタイ人の彼女と知り合って婚約します。 今年結婚の予定でしたが、ちょっと前に彼女が過労で亡くなったのだそうです。 少し前に葬儀を終えて、呆然としているといいます。 「俺は何度も彼女に働きすぎるなと言った。しかし彼女はワーカホリックで聞かなかった」 というので

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日本にいて、日本語に囲まれていると、「100年時代」「老後が」と、ずっと先の見えない「未来」に向けてなんとなく生きてしまう／会社をやめたらあとがない、と20代から思い続けて、我慢し続ける人生ってどうなのかな