花譜は最初から大人だった ーー『花譜は魂の移植に失敗した』に叛逆する｜ReiRain

はじめに 神椿の物語を書き換えよう異議申し立ては、その意味では賭けです。だからこそ価値があります。事前に「声を上げても歓迎されるような環境を作ってください」、というのでは有意義な意義申し立てにはなりません。（中略） 訂正する力は、そのような「事前承認」は求めません。単に「このルールはおかしいから変えるべきだ、否、実はもともとこう解釈できるものだったのだ」と行動で示し、そのあとで事後承諾を求める。それが訂正の行為です。 だからそれは、ある観点では単なるルール違反です。 けれどもその違反がすごく大事なのです。違反によって、ルールの弱点や不完全なところが見えてくることがあるからです。 むろん、ルールに違反するということは「ルール違反だ」と非難されるということです。みんなから賛同されるわけでもないし、問題提起がうまくいかなければ犯罪になることもある。けれども、そのことよってルールが変わるかもしれな