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これほど魅力的で安価な「娯楽」はほかにない…著名人の「過去の愚行」がたびたびネット炎上する根本原因 だからオバマ元大統領はキャンセルカルチャーを批判した
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これほど魅力的で安価な「娯楽」はほかにない…著名人の「過去の愚行」がたびたびネット炎上する根本原因 だからオバマ元大統領はキャンセルカルチャーを批判した
著名人の過去の愚行を問題視し、公的な地位からのキャンセル(辞任)を求める「キャンセルカルチャー」... 著名人の過去の愚行を問題視し、公的な地位からのキャンセル(辞任)を求める「キャンセルカルチャー」が世界中で広がっている。作家の橘玲さんは「人間の脳は、他者への制裁に快感を得やすい。つまりこれほど魅力的で安価な『娯楽』はほかにない」という――。(第3回) 次々発生する「キャンセルカルチャー」の背景 東京五輪の開会式直前に、楽曲を担当するミュージシャンが過去のいじめ行為を理由に辞任、演出担当の劇作家が過去にホロコーストをギャグにしていたとして解任、さらには出演を予定していた俳優が、過去に障がい者を揶揄するコントを演じていたとして辞退する騒ぎになった。 それぞれ事情は異なるものの、過去の不適切な行為がネットで炎上し、公的な地位からのキャンセル(辞任)を求められることは、「キャンセルカルチャー」として欧米でしばしば問題になっている。 アメリカでは近年、SNSでの発言が「人種差別的」と見なされた高名