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葵上に乗り移った六条御息所【源氏物語151 第九帖 葵24】六条御息所の生き霊は法力を緩めてほしいと伝える。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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「そんなに悲しまないでいらっしゃい。 それほど危険な状態でないと私は思う。 またたとえどうなっても ... 「そんなに悲しまないでいらっしゃい。 それほど危険な状態でないと私は思う。 またたとえどうなっても 夫婦は来世でも逢えるのだからね。 御両親も親子の縁の結ばれた間柄は また特別な縁で 来世で再会ができるのだと信じていらっしゃい」 と源氏が慰めると、 「そうじゃありません。 私は苦しくてなりませんから しばらく法力をゆるめていただきたいと あなたにお願いしようとしたのです。 私はこんなふうにして こちらへ出て来ようなどとは思わないのですが、 物思いをする人の魂というものは ほんとうに自分から離れて行くものなのです」 なつかしい調子でそう言ったあとで、 歎《なげ》きわび空に乱るるわが魂《たま》を 結びとめてよ下がひの褄《つま》 という声も様子も夫人ではなかった。 まったく変わってしまっているのである。 怪しいと思って考えてみると、 夫人はすっかり六条の御息所になっていた。 源氏はあさましかった