編集者の語る「ライトノベルにプロの批評家が育たない理由」？「ライトノベルに解説が付かないせいで、解説原稿料で批評家・書評家が食っていけない」

中津宗一郎 @nakatsu_s SF、時代小説、ミステリとか色々編集してます。雪中ガンダム写真家。星敬さんの70年代からの全ライトノベル収集の寄贈先を探しています（本当に日本最大級のラノベコレクションです）。 中津宗一郎／コロナ接種証明書有り @nakatsu_s そう思う。ゲームメディアに関わった方と、ライトノベル編集者しかやっていない方だと、見え方の風景が違うし。正直、まとめ系サイトの中でも最悪だし。あれをメディアというと語弊があるのは間違いない。 twitter.com/korenkan/statu… 2019-10-21 17:44:50 中津宗一郎／コロナ接種証明書有り @nakatsu_s ぶっちゃけ、ライトノベルの軸が「売れ行き」という1軸だけで評価されるようになった結果、まとめサイトに取り上げられることを喜ぶようになってしまったともいえる。内容を評価する文藝賞が存在しない

[KoshianX]

そもそも解説がないと理解できないライトノベルは「ライト」なのかい、という疑問が湧いてくる話。ラノベはスタイルの分類でジャンルの分類じゃないから批評する側もカバー範囲広すぎだし無理だわな。

[nakex1]

最初の1週間で売れないと次が出ないなんて売り方だと，批評の効果が出る前にゲームオーバーでは。批評を商売に組み込める環境になってない。

[NOV1975]

え、翻訳SFに大抵解説があるのは儲かるからなの？

[usomegane]

ミステリ評論家やSF評論家はラノベにもアンテナを張っている場合がよくあるので彼らが準ラノベ評論家として機能する。しかも必ずしもラノベ専業ではない彼らが評価することは大人にも享受可能というシグナルとなる。

[cider_kondo]

「かつてはある種の知恵の元に行われていた『キュレーション』という営為が、PVというネットワーク外部性の暴力によって滅びた」に見える。なるほど金髪豚野郎(仮名)の企画にキュレーターがいなかったのも納得である

[lady_joker]

批評空間がない→批評家が育たない→プロによるセレクションが実施されない→売上しか指標がない、というのが事実なら弊害は出るだろね。文学賞の下読みは批評家がやるので。評価軸は色々あったほうがいい

[odakaho]

実際に批評して文芸賞の選定まで出来る力量がある人がいても、ラノベ解説界(？)の実績ゼロだから、読者や作家からすると「誰だお前」になる悪循環てことだ。 “解説原稿料で批評家・書評家が食っていけない”

[nakakzs]

本格的な書評のみならず、ブログの感想さえも、あの手のまとめブログに潰されてしまった感じがある。マンガもそう。だけど一番影響を被ったのはゲームだと思う。

[TakamoriTarou]

はあそうですか。じゃあ私、生徒会行くね

[sekiryo]

タイトルだけ切り取るとアレだけど言ってることはそんな酷い事ではないな。目先の売り上げだけの文化では無く名作をきっちり推せるプロの批評家が居ないと文化的に先細るよねそこから逃げられないよねって話だった。

[shimomurayoshiko]

ブンゲイファイトクラブや大澤めぐみが時々やってる企画みたいな大量の作品と評、みたいな雑誌作ればいんじゃね

[azumi_s]

「ライトノベル」の括りが大きすぎるってのもある。時代小説、漫画、ミステリ、SFまで勢い内包してしまう…。

[kuzudokuzu]

「読み捨て」という言葉が頭に浮かんだ。若い世代が楽しんで、読み捨てて見捨てる。文化の資本として後ろに置き去られることになるので、育たない。大人が考えるのは儲けだけ。

[hisawooo]

倉田英之なんかに批評させたら面白そうだけど（特に根拠ないが…）、そんな暇あったら自分で書いてるわよね。

[timetrain]

感想サイトがその役目を担うかと思ったけど、ラノベ論争やら何やら色々な揉め事でインフラとまでは行かなかったという感想

[vndn]

最近の漫画単行本にもおおよそ解説ってついてない気がする。出版社と作者の関係性なのかな。「アガサクリスティの影響が」とかなら出版社関係なく言えるだろうし、非ライトノベルなら出版社跨いだりあるけど。

[kim-peace]

育つと面白そうだけど現状育たないとも思う

[hate_flag]

アイザック・アシモフは「自然界にはともかく、文学界にフンコロガシが必要なのか？」と批評家の存在意義をフンコロガシにたとえていましたね

[onesplat]

誰が読みたいねんそんな解説

[shiori_lov]

不要なものは淘汰されるべきだから喰えなくて正解でしょ

[ROYGB]

ＳＦやミステリーだと海外作品の紹介や翻訳というのもしている人が多かったのではないかなあ。あとは専門の雑誌があって現行の需要があるとか。

[hiby]

そもそもそんなもんで食っていけるわけはないだろうに。割と刺さりそうな本山らのですら登録数1万いっとらんのだぞ。あと40過ぎのおっさんが20代向けの感性をもって批評することは不可能と思う。

[uunfo]

「批評があればたぶん読めるようになる」って読まなくていいものは読まなくていいのでは？／だいたい批評ならすでに山ほどあるだろう。自分が批評と認めないものは批評ではないと言ってるだけ。

[houyhnhm]

ひと月前のラノベの話とかしづらい、技法論とかは難しすぎてやりづらい、ラノベの入り口として批評が成立しづらい、書く側に回るよなー、とか。

[gasm138]

手軽に読めて手軽に手放せるラノべは学生時代重宝した。文庫本は読むのに体力を持っていかれるのだ...

[sirobu]

ライトノベルだと年4冊刊行、1巻の売れ行き（どころか予約数の場合も）で打ち切り決定って世界だから批評されても売れ行きに繋がらないってのはありそう。既刊に対する賞はあっても良さそうだけど金出す所がないよな

[bml]

批評しなくてもとりあえず読めで済む話だし、批評家の文を読まなくても評価はSNS上に溢れてる。今は書籍を吟味してる時代ではないよ。1巻無料とか半額もあるしね。他人の評価より自分。

[seitenugetsu]

まあこのまま100年くらい経つと、ほとんど研究文献の無い、謎極まる文学ジャンルとして珍重されるだろう。

[minboo]

なんか「批評」と「解説」をゴッチャにして語ってる感じだなぁ。

[tanayuki00]

作品そのものを味わう以外にも、ある文脈の中での位置づけとか影響関係とかがわかると、一粒で二度、三度おいしい思いが味わえることもあるので、そういう視点を与えてくれる批評や書評には価値がある。

[abinosuke]

楽しむのにコストや教養を必要としないから著者からエンドユーザーに届きやすい訳で、そういう意味では良いことなのかも

[tenjinjin]

そういう解説が必要なものからの脱却がもともとのライトノベルだったんじゃないの？

[ite]

先日「ゼロの使い魔」を読み直したんだけど、今だと省略されそうな描写が多くて驚いた。当時は必要だった説明が今は冗長に見えるわけだ。歴史の積み重ねで常識が変化するので、そこを解説できる人が必要になりそう。

[mirinha20kara]

https://twitter.com/yubais/status/874966455653064704 ラノベと一般文芸だと(著者の筆の速さじゃなくて編集部の慣習的な違いから)一人の著者の刊行ペースも変わるらしい。ラノベって幅が広いし全体を追うのは大変そう