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当コラムでは、筆者は「11月初旬に向けて内外株安と円高が進む」と語ってきた。だが、その後日経平均株... 当コラムでは、筆者は「11月初旬に向けて内外株安と円高が進む」と語ってきた。だが、その後日経平均株価が一時1万7000円を超えるなど上振れし、米ドル円相場もたびたび104円超えを見せた。そのため、読者の皆様にご心配をおかけしたのではないかと、申し訳なく感じている。 「株もドルも上昇!」という割に、なぜ上値が重いのか しかし一方で、日経平均は1万7000円台定着とは行かず、為替相場も、先週末の7日は1ドル104円台で引けているが、何度も円高方向に押し戻された。「国内株価も米ドル円相場も、一つの目安を上抜けたので、どんどん株高、円安だぁ~」と一部で騒ぐ向きがいる割には、上値が重い相場であったと言えよう。 先週、日米の株価や米ドル円相場が一時的に下振れた材料として、大きなものとしては二つが語られていた。一つは米アルミ大手アルコアの決算であり、もう一つは、中国の貿易統計だった。 アルコアはいつも決