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無意味な金融政策を推す「主流派経済学」の功罪
主流派経済学の問題 ──静かな怒りが伝わってきます。 市場は社会において重要な役割を担っています。金... 主流派経済学の問題 ──静かな怒りが伝わってきます。 市場は社会において重要な役割を担っています。金利を通じて政策を見てきましたが、この10〜15年、量的金融緩和(QE)のような市場の機能を封殺する動きには大きな疑問を持ち続けてきました。 ──主流派経済学の何が問題? 源流である新しい古典派は、抽象化に秀でたユダヤ系の人々が中心となって、社会を機械のような物理的構造と考え、精緻な数理モデルを構築した。その有効性は否定しませんが、あまりに現実と乖離してしまった。また、フリードマン流の徹底的な自由信奉の経済思想は政府の介入である財政政策を排し、経済政策としては貨幣量のコントロールを重視しました。 ところが、もう1つの構成勢力であるニューケインジアンは、好不況には金融政策が有効という立場。貨幣中立論と金融政策万能論が同居するという矛盾がある。1970年代来のインフレが終息して影響力は落ちたのです
2019/10/19 リンク