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人工知能制覇を狙うグーグルの野望とは?
──近年のAIの「爆発的発達」とは何だったのですか? それは2006年、ニューラルネット(脳を構成する神経... ──近年のAIの「爆発的発達」とは何だったのですか? それは2006年、ニューラルネット(脳を構成する神経細胞ネットワークを工学的に再現したAI)が巻き起こしたブレークスルーです。それまで動作が遅く応用範囲も限定的で、単に"数学の産物"にすぎなかったAIに脳科学の最新成果が応用され、汎用性とスピードが飛躍的進化を遂げました。音声や画像を自動的に認識する能力が向上して、進化形AIの扉を開いたのです。 これを機に米大手IT企業が開発競争を加速、2012年ごろに多くの画期的成果が出現しました。スマホに向かって「カナダの首相は誰?」と聞くと、「スティーブン・ハーパーです」と答えるおなじみの機能は、2006年の技術革命に端を発してるわけです。 AI研究の歴史は脳の仕組みに接近しては離れるで山谷を繰り返し、現在は1950年代、80年代に次ぐ第3次ピークの真っただ中。スマホ以外でも掃除ロボットやドローン
2015/05/14 リンク