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『マイナス50℃の世界』米原万里 /引用三昧 2冊目 - うたた雑記
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『マイナス50℃の世界』米原万里 /引用三昧 2冊目 - うたた雑記
2章 凍土のめぐみ 居住霧とたった四時間の太陽 「マイナス40度以下になると、ヤクーツク市内での撮... 2章 凍土のめぐみ 居住霧とたった四時間の太陽 「マイナス40度以下になると、ヤクーツク市内での撮影はむずかしくなりますよ」と前から現地のテレビ局の人に言われていました。 “居住霧”が発生するためです。これは、人間や動物のはく息、車の排ガス、工場のけむり、家庭でにたきする湯気などの水分が、ことごとく凍ってしまってできる霧です。人口が密集している地域には、必ずこれが発生します。風でもあれば、この霧をふき飛ばしてくれるのですが、冬になるとここはほとんど風がふかないのです。 霧が出ている時、まちを歩くと一〇メートル先、ひどい時には四メートル先のものもミルク色の霧におおわれて見えません。何しろ寒くなればなるほどこの霧も濃くなるからです。人間も車もいきなりヌッと霧の中から現われて、またすいこまれていきます。 おまけに日照時間は一日四時間足らずです。太陽は午前十一時ごろ、ボーッとした顔を地平線のかなた