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第5回 カプラローラのパラッツォ・ファルネーゼ:堅牢な軍事要塞から宇宙誌としてのヴィッラ庭園へ|「ヨーロッパ綺想庭園めぐり」桑木野幸司
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第5回 カプラローラのパラッツォ・ファルネーゼ:堅牢な軍事要塞から宇宙誌としてのヴィッラ庭園へ|「ヨーロッパ綺想庭園めぐり」桑木野幸司
建築の歴史を勉強していると、「世界で初めて~」とか「最も~な」といった形容辞をかぶせた建物にしば... 建築の歴史を勉強していると、「世界で初めて~」とか「最も~な」といった形容辞をかぶせた建物にしばしば出会う。建築版ギネス世界記録とでも言おうか。いわく、世界最古の木造建築、世界で最初の鉄筋コンクリート造住宅、高さ世界一のビル、などなど。「十七世紀最大の建築」の称号をめぐるヴェルサイユ宮殿(仏)とカゼルタ宮殿(伊)の角逐や、「世界最初の近代的植物園」をめぐるピサとパドヴァの鍔迫り合いなども、知る人ぞ知る係争だ。少し変わったところでは、「世界で初めて、風景を見るために建てられた住宅」などというものもある。イタリア・トスカーナ州はピエンツァの町に建つ、ピッコロ―ミニ宮殿がそれだという(もちろん異論もあろうが)。 西欧の十六世紀からひとつ、その種のトピックを拾ってみよう。この世紀で「もっとも建設費が高額な建物」はどれか。その栄誉(?)を主張する建物に、筆者はこれまでに二つ出会った。ひとつは、フィレ