トランス記念日の声明に批判 バイデン氏、復活祭重なる

【ワシントン共同】バイデン米大統領は、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの認知度を高める記念日を31日に控え、トランスジェンダーへの支持を確認する声明を出した。大統領就任後、バイデン氏はこの日に合わせて毎年声明を発表してきた。今年はキリスト教徒にとって重要なイースター（復活祭）の日と重なり、共和党は不適切だと批判した。 民主党のバイデン氏は29日付の声明で「トランスジェンダーの勇気と貢献に敬意を表する」と強調した。 11月の大統領選でバイデン氏と再対決するトランプ前大統領の陣営は30日、声明について「侮辱的だ。政権はキリスト教の信仰を攻撃してきた」と非難した。