北朝鮮、トランプ次期政権に政策転換を要求 「核保有国」強調

北朝鮮の国営朝鮮中央通信が公開した、朝鮮人民軍（KPA）の部隊を視察する金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長とされる写真（撮影日不明、2016年11月9日公開）。(c)AFP/KCNA VIA KNS 【11月10日 AFP】北朝鮮は10日、同国を「核保有国」として扱うよう米大統領選で勝利した共和党候補のドナルド・トランプ（Donald Trump）氏に警告し、これまで米政権が進めてきた非核化政策は「時代遅れの幻想」だと批判した。 朝鮮労働党の機関紙「労働新聞（Rodong Sinmun）」は、社説で「バラク・オバマ（Barack Obama）政権が成し遂げたことがあるとすれば、それは米本土の安全保障を最も危険な状態にしただけだ」と主張。また、北朝鮮の「チュチェ（主体、Juche）」思想に言及し、オバマ政権は「チュチェの核保有国と対峙するという困難な責任を、次期政権に負わせた」と述べ