中国で水圧が最大の海底トンネル、シールドマシンによる掘削が正式開始

シールドマシンによるテスト掘削後の珠江口トンネル内（2022年5月30日提供）。(c)CGTN Japanese 【5月30日 CGTN Japanese】中国南部の広東省（Guangdong）では、深セン市（Shenzhen）と江門市（Jiangmen）を結ぶ鉄道（深江鉄道）の珠江口トンネルで先日、シールドマシン「深江1号」による掘削作業がテスト段階から正式段階に移行しました。珠江口トンネルは現在、中国で深度と水圧が最大の海底トンネルで、シールドマシンによる作業区間の最大水圧は世界最大です。 珠江口トンネルは全長13.69キロ。単洞複線の高速鉄道トンネルで、最大深度は106メートル、海水水圧は10.6バールです。第一期の工事区間は、東莞市の虎門から広州市（Guangzhou）の南沙に向かうもので、掘削の過程で5種類の複合地質、13種類の地層、17本の断裂帯を通ります。また、全断面硬岩の長