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千葉)炭の素晴らしさ伝承 土窯使う炭焼き体験塾 君津:朝日新聞デジタル
千葉県君津市の木曽野正勝さん(75)は、江戸期にこの地域に伝わった「土窯(どがま)」を使った炭焼... 千葉県君津市の木曽野正勝さん(75)は、江戸期にこの地域に伝わった「土窯(どがま)」を使った炭焼きの体験塾を続けている。今年になって参加者が相次ぎ、開塾以来、参加者は延べ百人を超えた。植林すれば循環型の燃料となる炭の優れた特質などを伝え、後継者育成につなげたいと頑張る。 木曽野さんが暮らす同市清和地区は山林が広がり、かつては農閑期の冬に炭を焼く農家も多かったが、今では見られなくなったという。元県職員の木曽野さんは農業のかたわら郷土史を研究。地域の炭の歴史や文化を詳しく調べている。 資料などによると、江戸期の宝暦年間(1751~1764)に常盤半兵衛(ときわはんべえ)という人物が、現在の神奈川県湯河原町から君津の山村に来て、土窯を造って炭を焼く方法を教授した。この地域はカシなどの堅い木に恵まれており、製炭技術や炭の品質は飛躍的に向上。炭は良質で、舟運で大量に江戸に運ばれたという。 2003年
2019/03/06 リンク