問うべきは原発事業の不可解な巨大さ 柳田邦男さん寄稿：朝日新聞デジタル

東京電力福島第一原発事故をめぐり、旧経営陣の刑事責任を問えないと判断した１９日の東京地裁判決。ノンフィクション作家で、政府の福島原発事故調査・検証委員会で委員長代理を務めた柳田邦男さん（８３）が判決を法廷で傍聴し、裁判の意味するものについて寄稿した。 安全論の逆説的格言に、「法規の枠組みだけで仕事をしていると事故が起こる」というのがある。東京電力福島第一原発事故を巡る経営首脳の刑事責任を問う裁判の判決を傍聴していて、この格言はやはり正しいと思った。 東電が福島原発事故を防ぎ得たか、経営判断の一つの分かれ目になったのは、事故発生３年前の２００８年６月、安全担当部門から、経営陣の中で安全対策の責任を担っていた当時原子力・立地本部副本部長の武藤栄被告に「最大津波１５・７メートル」という予測値が提示された時だ。武藤被告はこの予測値には信頼性がないと判断し、継続研究を命じた。 その後、東日本大震災発

[nuara]

御前会議という通称が示すように東電ではトップの意向が絶対であり、それは全電力会社に影響した。ところが、事故が起きれば自分達が決めたのではないと言い張る。リーダーとして得た報酬を福島に寄付したらどうか。

[fukuroiri]

法律の条文に照らせば無罪なのかもしれないが、法律の趣旨や目的に照らせば有罪なはず。それをどう解釈するか。裁判所がどう判断するか。あるいはどう判断すべきなのか。

[Insite]

新聞読んだ。会社が結果にコミットせず司法も関与できないのであれば、原発はもはや存在できない。

[Gl17]

「激甚災害を招いても型通り法律に即していたから責任ナシ」が通るなら、それこそ今後一切そんな危険な施設は運営させられんよね。無保険車が堂々と走ってるも同然やん。

[kaos2009]

巨大被害の歴史的原発事故の判決文でないと

[out5963]

全部読めていないが､「法規の枠組みだけで仕事をしていると事故が起こる」法的な枠組みで刑罰が必要なのではなくて､事故･災害を検証し､その後の政治的な判断のための法的な枠組みは必要｡

[quick_past]

護送船団というより、それ以上の官民の癒着しか感じない

[hatehenseifu]

すべての要因を想定すれば原発の稼働は困難だ、という判決がまかり通り運営責任を問えないなら原発を稼働するな。至極当然のこと。

[vox_populi]

「たとえ発生頻度（発生確率）が小さくても、万が一事故が起きて重大な人的被害が生じるおそれがある場合には、未然に事故を防ぐ対策を推進すべきである」。鉄道でも原発でも、安全を最重要視すれば当然の発想だ。

[mohno]

「法規の枠組みだけで仕事をしていると事故が起こる」←“法の枠組みで仕事してた”と認めてる時点で有罪なんてムリってことだよね。韓国の裁判所じゃないんだから。