岩手）宿場の雛まつり、あでやかに歓迎 花巻・大迫町：朝日新聞デジタル

花巻市大迫町で「宿場の雛（ひな）まつり」が21日、始まった。江戸時代のあでやかな古今雛や享保雛などが民家や商店の店先などに並び、訪れた人たちを歓迎している。3月3日まで。 盛岡と三陸地方を結ぶ街道の宿場町だった大迫町。葉タバコ栽培や絹糸産業で栄え、民家には代々受け継がれたひな人形が数多く残されている。まつりは、子どもたちが「おひなさん、おみせってくなんせ」と言いながら家々を巡った往時を復活させようと、1998年から始まった。20年以上、まつりのボランティアをしている浅沼雅代さん（82）は「振り袖を着ておひな様を巡った小さいころを思い出します。大勢の皆さんに楽しんでもらえたら」と話した。 展示は中心商店街など30会場。計約2400体のおひな様が公開される。1200体のひな人形が並ぶ大迫交流活性化センターのメイン会場のみ有料（400円、高校生以下は無料）。（溝口太郎） ","naka5":"<