慶長津波の謎を解く 従来説より巨大、東日本級？4日東北大でシンポ：朝日新聞デジタル

【宮城】410年前のきょう、東北を襲ったとされる「慶長三陸地震津波」を巡り、これまでの説よりも被害規模が大きく、東日本大震災に匹敵する可能性があることが、学際的な研究で次第にわかってきた。その巨大さに合わせて、「慶長奥州地震津波」への名称変更論も出ている。東北大で4日、シンポジウムが開かれる。 理科年表によると、1611（慶長16）年12月2日、マグニチュード（M）8・1の「慶長の三陸沖地震」が発生。三陸沿岸で津波被害があり、1933（昭和8）年の昭和三陸地震津波（M8・1）と似ている、と記されている。これが従来説だ。 2011年に大震災が起きると、歴史上の津波災害にも注目が集まり、研究が進んだ。 仙台藩主伊達政宗は徳川家康に宛てた文書で仙台平野のはずれの千貫山（岩沼市）まで津波が達したと伝え、スペイン人探検家ビスカイノは日本滞在中に津波に遭遇したと報告。また奥州諸藩の史料には慶長の津波被

[prna79]

“410年前のきょう、東北を襲ったとされる「慶長三陸地震津波」を巡り、これまでの説よりも被害規模が大きく、東日本大震災に匹敵する可能性があることが、学際的な研究で次第にわかってきた。”