アバター通してひきこもりの相談 甲府市がメタバース空間で支援：朝日新聞デジタル

【山梨】ひきこもり状態の人びとが対面せずに気軽に相談できるよう、甲府市はインターネットの仮想空間「メタバース」上に、アバター姿で会話や相談ができる「心のよりどころ空間」を開いた。個別相談は完全予約制で、市の精神保健福祉士らが19日から週1回のペースで行う。 市精神保健課によると、昨年度のひきこもりに関する相談は、電話951件、窓口への来所が249件、家族や本人への訪問が59件。ほとんどが家族とのやりとりで、本人に会えない例が多く、支援が届きにくいという。そこで、仮想空間を活用し、自身の分身であるアバターでコミュニケーションすることで、相談のハードルを下げようと企画した。 市のホームページから「甲府市メタバース心のよりどころ空間」にアクセスして利用する。個別相談は市民が対象で、空間内の予約フォームからメールアドレスとニックネームを設定して申し込み、無料で受け付ける。予約の日時に相談員がアクセ