旧統一教会問題で支持率急落、揺らぐ岸田首相の「黄金の３年」

風向きの変化を感じた首相は当初９月上旬と報じられていた内閣改造を10日に実施して刷新を図ったが、その後も政務三役（大臣、副大臣、政務官）と教会との接点が相次いで判明。参院選候補者と関連施設を訪れた自民党の萩生田光一政調会長に至っては連日のように教団側との関係を報道され、「少し思いが足りなかったと反省している」と釈明に追い込まれた。 ＦＮＮ調査では、岸田首相の旧統一教会に関する対応を「評価しない」が54.1％で、「評価する」の38.6％を上回った。 岸田首相は22日夜、オンライン形式で行った記者会見で、旧統一教会を巡り政府が疑念を持たれないため、閣僚らが関係を絶つよう徹底することが重要だと語った。内閣支持率の下落については「さまざまなご指摘については真摯（しんし）に受け止めていかなくてはならない」と述べた。 参院選に勝利した岸田首相は2025年夏まで国政選挙の予定がなく、安定的に政権運営がで